ご見学は随時可能ですが、事前にご予約いただけますとご案内・ご相談が可能です。

毎週土曜日は「游心庵」見学日としています(要予約)。

お知らせ

大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)
大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)2024/02/05 @ 19:50
今月(2月)の言葉

「一遇を照らす、これすなわち国宝なり」

最  澄

小さな歯車が廻ってこの世の中が廻っている。
自分自身の持ち場、やらなければならない事、ここに対して一生懸命に取り組む事によって、
「それが大きな力に変わってゆくんだ。」と言う言葉である。

母親が見守る様な和かな温かい光の明るさで照らしてあげる事によって、周りにその温かさが伝わって行く。
そこが一遇を照らす場所で有り、それによって自分も満たされて行くのです。
それが幸せな事なのです。
本来、そこに幸福感が得られるもので有ります。

釈尊曰く

「人間は自分が一番わからない生き物である。」

自らの前の風景は、見方を変えれば全く違って見えるものです。
壁を作っているのは自分自身で有り、その事に気づく事が大切なので有ります。
物に満たされ、情報が氾濫している日本で幸せの形を追い求め様とする人間、目の前の風景を変えるためには自分の心と向き合う事が必要とされるのです。

今、自分が幸せな事に気づく事が大切で有り、当たり前の事が幸せに変わる瞬間、立てる事、座れる事、歩いたり寝たり出来る事が、有る事難し(有難い)と頂けるのです。

自分自身が何もわかっていない存在である事に気づき、自分の未熟さ弱さを知る事が求められているので有ります。  

自分自身に気づかされる人生
それが阿弥陀様の光明に照らされた本当の幸せな人生ではないでしょうか。
人と比較した人生、嫉み、妬む心に行きる人生ほど悲しい人生は無いと思うのです。
今の寿命を生きたいものですね。
        
         合  掌
大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)
大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)2024/01/06 @ 14:56
今月(1月)の言葉

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

お正月を迎えるに当たって、私達はさまざまな願望がありますが、浄土真宗では神仏に祈願したりはしません。
親鸞聖人と云うよりは、お釈迦様が説かれた仏教そのものが「願望通りになる事が物事を解決すると云う教えでははいのです。」

釈迦(ブッダ)とは、覚者(目覚めた者)と言う意味であり、目覚めとは、「正しい事とか、当たり前になってしまっている事が、実は当たり前では無く正しくも無かった」と、間違った思い込みに気づかされる事であると思われます。
それには、煩悩や欲求を通さない事が大切であると思われますが、それと同時に阿弥陀様の真実のものの見方を知らされる事であると思われます。

それによって、優劣や善悪、損得と言ったものの見方の虚しさに気づき、それに執われない心が具わる事が大切であると思われます。
そこから、人間の苦悩から解脱した人生に出会える事になるのでは無いかと考えられます。

私達は、一年が始まるお正月に心新たにして神仏の願掛けを行なっておりますが、浄土真宗に於いては、正しい当たり前であると思っていたその行為そのままが、自分の間違った思い込みであった事への気づきにしたいものですね。

「如実知見」

        法華経

この世界のあらゆるものは、常に変化し、執着するものは何一つ無いにも関わらず、その事に我々は気づいておりません。
自分の思い通りにしたいと云う欲求に振り回され、自己中心的な人生を歩んでいる自分に気づき、転換し、ありのままの現実を正しく認識する事が大切であると思われます。
その事を、阿弥陀様は願い続けていらっしゃる事と味合わせて頂いております。

           合掌
大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)
大澤山 常陽院 明圓寺(茨城県石岡市)2023/12/04 @ 15:10
今月の言葉(12月)

仏法者、もうされ候。
「わかきとき、仏法はたしなめ」と候。
「としよれば、行歩もかなわず
ねむたくもあるなり。
ただ、わかきとき、たしなめ」と候う。

蓮如上人後一代記聞書六十三

意味

若き時こそ、仏法を嗜みなさいと、ある仏法者は云われた。
老いたら、歩くことも良く出来ないし、教えを聞いても眠たくなる。
だから若い時こそ、
仏法を嗜みなさいと云われた。

鉄は熱い時に打てと云われますが、後悔後に立たずとは言えども、六十歳も過ぎますと確かにそう思う様になる。
この歳になって、英検を挑戦してみたり大学で学んでおりますが、若い時と違って集中力も吸収力も無い現実が有ります。
なので、成長も進歩も余り感じられない。
むしろ、絶望感に苛まれる。
原動力という若さを失うと求道心さえも失われてしまうのだ。
しかし、世間体とか体面と云う拘りを手放す事が出来た時何歳になろうとも若い人で有り続け、成功や幸せにも導かれる様にも思えます。

いつしか銀座に立って見ると若かりし時に歩いた時と違って黄昏を感じた。
バブルと伴に一瞬にして消え去った若さと云う栄花、栄耀も、久しくたもつべきにあらず。
悲しむべき時も無駄に過ぎ、疲労しきった街翳にベールがかかっている。
老いも若きも、男女も問わず
夢現の如く、眠たくあるとも限らず、ただ自己と向き合うとも危うさにも気づけず無知である事と死を傍らに、あてもなく彷徨う。
ふと、気づくと老若男女、皆往生人なり。
悲しからずや。

南無阿弥陀仏

          合掌

明圓寺の納骨堂・樹木葬「游心庵」

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お墓とは『故人を偲ぶよすがとす』と言われております。私は、墓前で手を合わせる時は、亡き人を振り返り偲ぶだけではなく、それをご縁として、今、生かされている自分自身を映し出す場、そして、今、置かれている自分の立ち位置を確認する場として、自分を見つめ直す大切な時間を頂くことでありたいと考えます。

時系列的には、過去、現在、未来へと繋がって時間が流れて行きますが、仏教的思想では、現在をどう生きるかによって過去も未来も変わってくる、と考えます。つまり、今の生き方次第で過去からの生き様もわかるし、未来も見えてくるのです。

現代を生きる私達は、時には苦しみ、時には悲しみ、未来の自分に戸惑う事に遭遇します。

そんな時、この場に立つことでご安置された阿弥陀さまと亡き人の暖かい慈悲の御手に抱かれて、ほっとしていただきたい、そして、心を游ばせて欲しい、そんな思いから游心庵と名付けました。是非一度足をお運びください。合掌

明圓寺 住職 土肥千浩

納骨堂

今、生かされている自分自身の命の意味を見つめ直す大切な場として、個人、ご夫婦、現代の様々なライフスタイルの方、継承者のいない方が安心して眠る場として、皆様のご要望にお応えし、それぞれのご縁を永代に渡りお引き受け致します。
明圓寺は浄土真宗のお寺ですが、宗教・宗派・国籍を問わず、門戸を拡げて、より多くの方々にご利用していただきたいと思っております。ペット用の区画もご用意させていただきました。

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樹木葬

親鸞聖人のご遺言のに、「躯(むくろ)は鳥辺野のほとりに捨てよ」という言葉があり、自然に還るという(真宗的)思想から、明圓寺においてもこれに習い、自然葬(樹木葬)の区画も設けさせていただきました。樹木葬エリアは各種ハーブが植えられた日当 たりの良い場所にあります。

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設計主旨

『心たゆたう場所』

青々と繁る竹林、天を仰ぐ杉の木立、かすかな形跡を残して続く小径。足下には無数の草花が生い茂る。林を抜ければ、緩やかな丘陵に柿園が広がり、その先には水田が水を湛える。石岡の郷の奥に位置する明圓寺は、多様な動植物を育むゆたかな里山に囲まれています。納骨堂建立に際して、住職は「亡くなった故人を振り返るだけではなく、それをきっかけに、いま生きている私たちの未来に思いを馳せる場所であってほしい」とおっしゃいました。様々な考え方、暮らし方をしている人々が、分け隔てられることなく心やすらぐ場所にしたい、とも。

私はこの場所を、日常の延長線上にありながらも、清廉な空気感を持ち、異世界との境界線であるような、意識がほんの少しだけ浮揚されるような場所にしたいと考えました。明圓寺本堂の背後に控える山林を歩いていると、木漏れ日が揺らぎ、心地よい風が吹き抜け、樹々の葉が風にそよぐ音が聞こえてきます。鳥や虫の鳴き声が聞こえ、遠くからは馬滝の水音すら聞こえてきます。これらはすべて石岡の郷が奏でる豊かな音の環境です。川の流れが一様に見えて常に形を変えていくように、いまここに生まれそして消えていく音と共にある場所にしたいと考えました。

その結果、明圓寺の山林の一角に、石岡の里山に傾けた耳のような、菩提樹を包み込む掌(たなごころ)のような場所ができました。広場の中に入ると、少しだけ外の世界と音の様子が変わります。ここではさまざまなイベントを行うことを想定しています。自然の光が差し込む明るいお堂の中では、読経の声が巡ります。大地が揺れ動いても動じることのない山々、大水で流されても再び何もなかったかのように芽吹く樹々草花。この場所が、そんな自然に寄り添い、人々と共に、長い時間かけて石岡の里山の一部となっていくことを心より望んでいます。

2015年 秋暑
建築家 松野勉
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游心庵エリアマップ